「立川からはじめる未来」 13: 2021年は、2020年とは違うはず。
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「立川からはじめる未来」 13: 2021年は、2020年とは違うはず。

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新年あけましておめでとうございます。
PLAY! MUSEUMでの2つめの企画展「アーノルド・ローベル展」が、昨日無事に始まりました。「がまくんとかえるくん」シリーズの作者、アメリカ人の絵本作家アーノルド・ローベルが残した絵と物語をたっぷりと紹介する展覧会です。このような状況にありながらも、朝から熱心なお客さまが多く足を運んでくださいました。みどころたくさんの展覧会については追って紹介するとして、今回、緊急事態宣言発出直後のオープンとなったことについて、少しだけ補足します。

政府による昨年4月の緊急事態宣言は、本当にショッキングな出来事でした。当時はライブハウスや飲食店、学校、映画館、スポーツなどのイベント、文化施設から公園に至る、すべての業種が一律に休業を要請されました。PLAY! も3年間待ち焦がれた4月10日の開業日を、涙を飲んで見送りました。

前回宣言が出された頃は、新型コロナウイルスの人体への影響、感染経路や対策などは不明なことばかりでした。そのため、期間を限定したロックダウン的な措置も一定の社会的合意を得ていたように思います。市中から人が消え接触機会が激減し、いったんは感染も下火になりました。ところが宣言が解かれると、感染者数はじわじわと増えはじめました。ただその一方で、感染症の分析や一般の認識は格段に進みました。

当初から警鐘が鳴らされていた通り、寒くて乾燥する冬に入って感染者は急増しました。いったん歯止めをかける必要から、再度緊急事態宣言を出すことも選択肢の一つとしては理解できます。けれど2021年のそれは一律ではなく、この数ヶ月のリスク分析や認識を反映させた限定的なものとなりました。美術館はいったん休業の対象外となり、ローベル展も予定通りオープンすることができました。

「美術館は非接触でいられる場所」。

言い切るのは勇気がありますが、美術館はそういう場所だと思います。来館者が話すのは受付のスタッフだけです。チケットはオンラインでの事前決済が可能(現在休日のみ)で、当日券の場合でもクレジットカードで決済すれば接触の機会は極力少なくなります。会場内はキャパシティの半分以下に入場者数を制限するため、観覧中は十分に人と距離をとることができます。もちろん入口ではアルコール消毒と検温、内部ではマスクの着用を義務付けています。

PLAY! MUSEUMでは昨年6月のオープン以来、可能な限り接触機会を減らす感染症対策をとってきました。感染者の来場を防ぎ、入場者数の制限をかけ、スタッフの体調管理も行っています。考えられる対策を採用し、今後も有用な対策があれば追加します。そうすることで、安心して利用していただきたいと考えています。

2021年は、本当の意味で新しい生活が始まるのだと思います。各所で感染対策のレベルを引き上げ、人々も自衛意識を高めます。業種によっては補償を伴う深刻な対策が必要です。一方、休業をせずにいられる業種は自力で活動を続けなければなりません。PLAY! MUSEUMは活動を続け、人間にとって大切な何かを提供し続けたいと思います。

今年も大変な日々が続きそうです。でも、どうせなら、笑っていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。

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2020年6月、東京・立川の新街区「GREEN SPRINGS」内にオープンした美術館と子どもの遊び場を中心とする複合文化施設です。「ありそうでない」場所をつくるため、PLAY!が目指すもの、活動が拡張するプロセスや断片を、プロデューサーの草刈大介が、短い文章でたくさん書きます。