恐竜の研究で名高い国立科学博物館の真鍋真さんは、バージニア・リー・バートンの名作絵本『せいめいのれきし』の改訂を監修するなど、興味や活動領域の広い方で、お人柄は輪をかけて素敵です。そんな真鍋さんが先頃PLAY!に来られて、「令和3年日本博物館協会博物館活動特別奨励賞」受賞の知らせを伝えてくださいました。 この賞は、日本博物館協会が昭和3年から発行を続ける由緒正しい月刊誌『博物館研究』に掲載された1年間の論考の中から、毎年3-4件が受賞するものです。真鍋さんは日本博物館協
何ヶ月かぶりで13を投稿します。あれこれ忙しなく、好評だった「アーノルド・ローベル展」でのこと、「酒井駒子展」の制作、「ぐりとぐら」をめぐるあれこれ、武蔵美とのプロジェクトの行方、根付いてきたPARKの取り組みなどなど、たくさんのプロセスを書き損なってしまいました。情報には鮮度がある。いいものを作っても、伝えてはじめて意味がある。反省しながら今の問題意識のひとつを書きとめておきたいと思います。 「展覧会は引き算で」。 展覧会の中心は作品で、そこに解説や資料、映像、音楽
新年あけましておめでとうございます。 PLAY! MUSEUMでの2つめの企画展「アーノルド・ローベル展」が、昨日無事に始まりました。「がまくんとかえるくん」シリーズの作者、アメリカ人の絵本作家アーノルド・ローベルが残した絵と物語をたっぷりと紹介する展覧会です。このような状況にありながらも、朝から熱心なお客さまが多く足を運んでくださいました。みどころたくさんの展覧会については追って紹介するとして、今回、緊急事態宣言発出直後のオープンとなったことについて、少しだけ補足します